第11回のゲストは東京大学の前野清太朗先生。前野先生のご専門は農村社会学。台湾では雲林県北港鎮、南投県埔里鎮、台南市後壁区及び白河区を主なフィールドとして、コミュニティづくりや家族、人口の問題について研究されています。
仏教、道教の寺廟、儒学の祖である孔子を祀る孔子廟、キリスト教の教会、イスラム教のモスクと、台湾の街にはいたるところに宗教施設があり、平和的に共存しています。また、台湾の人々の暮らしには、様々な宗教要素が混在しており、日常に溶け込んだ宗教行事、民間信仰の世界を知ることで、台湾をより深く理解することができます。今回は民間信仰の代表的な行事と寺廟の参拝の方法、ポエを使ったおみくじの引き方について学んでいきましょう。
前野先生のプロフィールは、以下のページをご覧ください。
【プロフィール】
https://researchmap.jp/taro-q
前野先生の研究テーマは多岐におよびますが、今回のテーマに関連するものとして、以下の2点はウェブで全文を読むことができます。
「忘れられた当たり前を探す : 目からウロコのフィールドワーク 17 冥土の門は夏開く」(『和文誌サステナ』37号、2016年、148-153頁)
https://researchmap.jp/taro-q/misc/22436137
Social Categories of Gods and People: Social Relations and Their Diachronic Transformations in God Worship in a Taiwanese Village.(『アジア地域文化研究』14号、2018年、106-127頁)【英文】
https://researchmap.jp/taro-q/published_papers/19482089
SNET台湾YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCmtfk9gkQH-hiqUvXKDF4kQ