2024.8.3
広島県三次市で高校生対象イベント「台湾を知る~台湾の若者はなぜ投票に行くのか~」開催
8月3日(土)に広島県三次市の三次グランドホテルで、「台湾を知る~台湾の若者はなぜ投票に行くのか~」と題する高校生対象イベントを開催しました。長いコロナ期を経て、台湾修学旅行が復活し、SNET台湾のメンバーが事前学習で高校に赴く機会が再び増え始めていますが、高校生対象の公開イベントを主催するのは、2018年の発足以来初めてのことです。
上水流久彦先生(SNET台湾特別研究員/県立広島大学)が企画と運営を担当し、銀河学院高等学校、呉商業高等学校、比治山女子高等学校、広島県立日彰館高等学校、広島県立広島高等学校、広島県立三次高等学校(校名50音順)と、県内各地の高校からご参加いただいた生徒の皆さんと、県立広島大学・広島大学で学ぶ台湾人留学生の皆さんが「若者の政治参加」という共通テーマについて自由に議論を交わし、充実した日台教育交流、高大連携の機会となりました。
イベントの流れは、講義→グループ討議→発表という流れで、山﨑直也先生(SNET台湾代表理事/帝京大学)、許仁碩先生(同特別研究員北海道大学)による「12のキーワードで知る台湾教育の特徴」「台湾若者の『公共』参加」と題する講演を踏まえ、日本側高校生4-5名、台湾側留学生2名のグループで、日本と台湾の学校教育、若者の政治(あるいは公共事務)への参加のあり方の異同について、白熱した討議が展開されました。グループ討議を経てなされた高校生の発表はいずれも素晴らしく、SNET台湾の活動の歴史において、一つの里程標となるイベントとなりました。