「台湾の政治犯を救う会」は、白色テロ下の台湾における度重なる人権侵害を憂慮し、非人道的な状況に対して抗議するとともに、政治犯釈放や待遇改善を求め、1977年7月24日に東京で発足された市民による人権活動団体です。活動は、集会、デモ、ハンガーストライキなどの抗議活動、ニュースレターの発行などの情報発信と共有、政治犯への支援など多岐に渡りました。救う会の活動はすべての政治犯が釈放されるまで続けられ、1994年に解散しました。ご協力くださった「台湾の政治犯を救う会」のみなさまに心より感謝いたします。
2018年に開館した国家人権博物館は、「白色テロ景美人権紀念園区」(新北市)、「白色テロ緑島紀念園区」(台東県緑島)の二か所からなります。いずれも白色テロ期に政治犯や思想犯とされた人々が収容された施設などを保存し、博物館として公開しています。
台湾国家人権博物館特別展 私たちのくらしと人権の展示品、関連資料をご紹介します。